最近、フリマアプリが個人だけでなく、中小企業や個人事業主の方にとっても重要な販売チャネルとして注目されています。
特に、在庫品やアウトレット商品、ユニークな1点物の商品を手軽に販売できる場として活用されることが多くなっているのをご存知でしょうか。
今回は、日本国内で人気なフリマアプリ3社を出品者目線で比較し、効果的な活用方法もあわせてご紹介したいと思います。
目次
人気フリマアプリの特徴と違いをチェック

日本で代表的なフリマアプリとして、以下の3つが挙げられます。
メルカリShops
国内最大級のフリマアプリ「メルカリ」が運営している個人事業主や法人向けのECプラットフォームです。
メルカリの月間2,300万人以上の利用者をターゲットにできるため集客活動をしなくても多くの顧客に商品を見てもらえるのが大きな特徴です。
ラクマ
楽天が運営するフリマアプリです。商品の購入に楽天ポイントが利用できるため、主に楽天経済圏ユーザーが顧客層になります。
Yahoo!フリマ
旧PayPayフリマが2023年11月に名称変更したサービスです。Yahoo!ショッピングが運営するフリマアプリで、
決済の利便性が特徴的です。特に、PayPayユーザーが中心で、若年層の利用が目立ちます。
出品コストを抑えるには?フリマアプリの手数料を解説

フリマアプリを利用する際に気になるのが「販売手数料」です。各アプリごとに手数料の設定が異なるため、事前にしっかり確認し、自社に合ったものを選ぶことが大切です。
現在の販売手数料は以下の通りです。
- メルカリ:販売手数料 10%
- ラクマ:販売手数料 6%
- Yahoo!フリマ:販売手数料 5%
最も手数料が低いのはYahoo!フリマ(5%)、次いでラクマ(6%)、そしてメルカリ(10%)となっています。
「できるだけコストを抑えたい」とお考えの方には、手数料が低めのYahoo!フリマやラクマが適しています。
一方で、メルカリは利用者数が圧倒的に多く、出品から販売までのスピードが速い傾向にあるため、「できるだけ早く売りたい」「より多くの人に商品を見てもらいたい」という方におすすめです。
また、各フリマアプリでは、販売手数料の割引キャンペーンが定期的に実施されることがあります。
そのため、こうしたお得なタイミングを活用することで、さらにコストを抑えつつ販売することも可能です。
「どのフリマアプリを利用するか迷っている」という場合は、販売手数料だけでなく、売れやすさやターゲット層の違いを考慮しながら、自社の商品に合ったサービスを選んでみてください。
フリマアプリごとの集客力とユーザー層を解説

- メルカリ
利用者数が圧倒的に多く、幅広い年齢層に利用されているフリマアプリ。
出品すれば比較的早く売れやすいと評判で、集客力を重視する場合におすすめです。 - ラクマ
楽天ユーザーが多く、ポイントを活用した購入が盛んなのが特徴。
手数料が他のアプリと比べて低めなので、コストを抑えながら販売したい場合に向いています。 - Yahoo!フリマ
PayPayユーザーが中心で、特に若年層の利用が多いのがポイント。
キャンペーンやクーポン施策が充実しているため、割引を活用して販売促進が可能です。
どのフリマアプリを選ぶかは、何を重視するかによって変わります。
とにかく売れやすさを優先するならメルカリ、手数料の安さを求めるならラクマ、キャンペーンを活用したいならYahoo!フリマがおすすめです!
出品できる商品と、意外な売れ筋事例

各フリマアプリでは、以下のような商品が企業からも出品されています。
- メルカリ:アウトレットの家具や家電、在庫処分品、食品系
- ラクマ:ブランド系リユース商品
- Yahoo!フリマ:ガジェット系や自動車系、ホビー系
例えば、観葉植物などの1点物の商品や、展示品として使用した家具・家電のアウトレット品を出品している企業もあります。これらの商品は、個性や希少性を求めるユーザーに人気です。店頭ではなかなか売れないアウトレット商品や個性的な商品、ニッチなアイテムなどもフリマアプリでは売れることがあります。
さらに、他のネットショップの商圏と被っていない層の掘り起こしができるため、新たな顧客層の獲得にもつながります。
売上アップの鍵!受注管理を効率化する方法

フリマアプリやECサイトを複数利用していると、受注や在庫の管理がどんどん複雑になってしまいます。
「どのサイトで何が売れたか」「在庫は足りているか」と確認するだけでも手間がかかり、ヒューマンエラーの原因にもなりがちです。
こうした課題を解決するのが、受注一元管理システムです。
受注一元管理システムを導入すると、複数のフリマアプリやECサイトの注文情報を一括管理できるため、業務の効率化はもちろん
ミスの防止にもつながります。
また、システムによっては、配送会社との連携や在庫管理機能を備えているものもあり、
「気づいたら在庫切れ…」「配送の手続きに時間がかかる…」といったトラブルも防ぎやすくなります。
「フリマアプリとECサイト、どちらも効率よく管理したい!」という方は、
ぜひ一元管理システムを活用して、業務の負担を減らしてみてください。
通販一元管理システム導入の最適なタイミングとは?
【2024年版】受注管理システムおすすめ15選-価格や機能、比較ポイントを紹介
まとめ

フリマアプリは、中小企業や個人事業主にとって、在庫品やアウトレット商品、1点物のアイテムを手軽に販売できる便利なプラットフォームです。
ただ、それぞれのアプリごとに手数料やユーザー層、売れやすい商品の傾向が異なるため、
自社の商品やターゲットに合ったサービスを選ぶことが売上アップの鍵になります。
また、フリマアプリだけでなくECサイトでも販売している場合、受注や在庫の管理が煩雑になりやすいのも課題のひとつ。
そんなときに役立つのが、受注一元管理システムです。
複数の販売チャネルをまとめて管理できるため、業務負担を減らしながら効率よく運営できます。
それぞれのツールやサービスをうまく活用し、手間をかけずに売上を伸ばせる仕組みを作っていくことが大切になってきます。