大手通販サイトでお馴染みのAmazon、その店舗運営をするのに欠かせないツールが『Amazonセラーセントラル』です。この記事では、セラーセントラルの特徴や、アカウント作成手順、設定方法、そして販売開始までの流れを解説します。
これからAmazonでネットショップを始める方や、これから出店を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
目次
Amazonセラーセントラルについて

Amazon セラーセントラルは、Amazonで商品の販売を行うための管理ツールです。セラーセントラルを使って、
商品登録や注文管理、在庫管理、広告管理、顧客対応などの店舗運営業務行うことができます。
セラーセントラルでできること
・商品登録
商品情報の登録、編集、出品申請が可能です。
・注文管理
受注、発送、返品処理など、注文に関する操作を行います。
・在庫管理
在庫数の追加や確認が行えます。また、FBA(フルフィルメント by Amazon)の管理も可能です。
・広告管理
スポンサープロダクト広告やスポンサーブランド広告を運用し、商品露出を増やせます。
・売上分析
ショップの売上だけでなく、出品してる商品のカートボックス獲得率などが確認できます。
そのほかにもアクセス数やコンバージョン率なども見れるようになっています。
・セラーパフォーマンス
顧客満足度やAmazonでの販売業務の健全性を示す指標を確認できます。
注文不良率、出荷遅延率、といった指標があります。
※セラーセントラルについての詳細はAmazonからも動画が出ていますのでくわしく知りたい方は下記も参考にして下さい
Amazonセラーセントラルとは
セラーセントラルとベンダーセントラルの違い
Amazonには「セラーセントラル」と「ベンダーセントラル」という2つの販売方法があり、それぞれ管理画面も異なります。
事業者がAmazonで直接商品を販売する方法を、「セラーセントラル」
事業者がAmazonに商品を卸す方法を「ベンダーセントラル」と呼びます。
セラーセントラルの特徴
・個人または小規模な事業者向け
セラーセントラルは、Amazonで商品を直接販売する「個人事業主」や「中小企業」向けの販売方法です。
・販売者自身が価格設定や在庫管理
販売者が商品を登録し、価格や在庫数、商品ページの内容を設定します。
・売上の一部が手数料として発生する
販売手数料や出荷手数料が発生し、売上に応じた手数料が徴収されます。
・FBA(フルフィルメント by Amazon)の活用が可能
物流をAmazonに任せることで、倉庫管理や発送業務を効率化できます。
ベンダーセントラルの特徴
・大規模な事業者やメーカー向け
ベンダーセントラルは、商品をAmazonに供給する「大手メーカー」や「商社」向けの販売方法です。
・Amazonが在庫を仕入れ、販売
ベンダーセントラルを利用する販売者は、商品をAmazonに卸し、Amazonが商品を販売する「卸売り」の形をとります。
・価格設定はAmazonが行う
価格の決定権はAmazon側にあり、販売者は商品の供給を行います。
・ベンダーセントラルはAmazonからの招待制
ベンダーになるためにはセラーからベンダーへの移行をAmazonから招待される必要があります。
招待条件は不明ですがセラーでの売上なども関係してくると考えられます
Amazon セラーセントラルのアカウントの作成方法

セラーセントラルを使うためには、まずアカウントを作成する必要があります。
アカウント作成の手順はシンプルですが、しっかりと必要なものを整えておきましょう。
アカウント作成に必要なもの
・本人確認書類
顔写真付きの身分証明書(例:運転免許証、パスポート)※マイナンバーカードは使用不可
・取引明細書:過去180日以内の取引明細書(例:クレジットカード明細書)
・販売アカウント用Eメールアドレス
Amazon購入アカウント/ Amazon Pay / Amazon Businessなど以外のEメールアドレス
・クレジットカードと銀行口座情報
Amazonから売上金を受け取る口座情報
・法人の場合
法人登記簿謄本
アカウント作成後の設定
アカウント作成後、まず設定すべき項目があります。
これらの設定を正しく行うことで、後の運営がスムーズになるので、忘れずに設定しておきましょう。
2段階認証の設定
セラーセントラルの出品用アカウントを不正アクセスから保護するために
2段階認証の設定が必要です。
割賦販売法に伴う情報提供
Amazonでは、クレジットカード決済サービスを利用するために、
クレジットカード決済サービス加盟店審査を行う必要があります。
情報提供を完了しないと、商品登録などのサービスを利用することができないので必ず行うようにしてください。
Amazonブランド登録(商標をお持ちの方)
商標を登録している場合、Amazonブランド登録を行うと、ブランド専用ページを作成できたり、
ブランド専用の販促活動が行えます
※Amazonブランド登録を行うためには、登録申請中または登録済みの商標が必須条件となります。
商品登録と販売開始
アカウント設定が完了したら、次は商品登録を行います。
商品が登録されると、Amazonのマーケットプレイスに商品ページが公開され、販売を開始することができます。
セラーセントラルでのサポート手段

もし設定や運営に困った場合は、セラーセントラルのヘルプページや、Amazon セラーフォーラムで他のセラーと情報を交換したり、
Amazonのテクニカルサポートへの問い合わせも可能です。
また、出品者向けに『Amazon出品大学』という、Amazonでの販売方法が学べるコンテンツも用意されており、初めての出品でも安心して運営ができる体制になっています。
Amazonと他のショップを運営する時のポイント

セラーセントラルは非常に多機能で、Amazonの運営に欠かせないツールではありますが、Amazonだけでなく、他のモールも運営している場合、それぞれのショップの管理が大変になってくるかと思います。
そこで受注一元管理システムを導入することで、Amazonを含む他のECモールや自社サイトの受注を一つの画面で管理できるので、
モールごとの管理画面を行き来する手間が省け、顧客対応や配送手配など、日々の通販業務が格段にスムーズになります。
また、「Amazon × GoQSystem」の連携により、受注から発送までの業務をほぼ自動化することも可能です。
AmazonのFBAマルチチャネルサービスとGoQSystemを組み合わせることで、楽天市場やYahoo!ショッピングなど他モールの注文も
Amazonのフルフィルメントセンターを通じて24時間365日自動出荷が行えます。
一元管理システムは、FBAだけでなくその他の配送会社のシステムや在庫管理とも連携可能なため、在庫切れや配送トラブルも防ぎやすくなり、業務効率化と顧客満足度向上に繋げることができます。
くわしくはこちら!
フルフィルメント by Amazon (FBA)マルチチャネルサービス × GoQSystem自動処理
通販始めたらGoQSystem
まとめ

Amazonセラーセントラルは、商品登録から注文管理、売上分析まで、多岐にわたってAmazonの店舗運営業務を行えるので、初めての方でも安心してショップ運営ができるツールになってます。
また、セラーセントラルとベンダーセントラルにはそれぞれ特徴があります。セラーセントラルは、出品者自身が商品を販売する形式で、誰でも利用することができます。
一方で、ベンダーセントラルはAmazonが直接仕入れて販売するスタイルで、主にAmazonから招待を受けた事業者が利用できる仕組みとなっています。
それぞれの仕組みを理解したうえで、自分のショップに適した運営方法を考えることが重要です。
さらに、受注一元管理システムを活用すれば、Amazonだけでなく楽天市場やYahoo!ショッピングなど複数のモールの注文をまとめて管理できるので、日々の業務がもっとスムーズになります。 GoQSystemとの連携で、FBAマルチチャネルサービスによる受注から発送までの自動化が可能となり、忙しいショップ様でも安心して効率的に運営ができるので、気になる方は検討してみてくださいね。
この記事がAmazonセラーセントラルの活用方法や、受注管理システムのメリットを知るきっかけとなり、今後のショップ運営の参考になればうれしいです。
こちらも参考にしてみてください!
Amazonの商品登録・在庫管理・受注管理をシステムで一元管理する方法