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Qoo10出店マニュアル!気になる費用とメリット・デメリットは?

最終更新日:2022/08/03

Qoo10(キューテン)は、「衝撃コスパモール」をコンセプトに、2010年に運営を開始したECモールです。

取扱商品としては、ファッション・生活・食品・eチケットなどと幅広く、価格の安さには定評があります。現在は楽天・amazon・ヤフーショッピングの大手3サービスに続く流通規模のモールの1つとして年々その利用者は増加傾向にあります。

こちらの記事では、Qoo10の概要やメリット・デメリット、そして出店にあたって必要な情報を分かりやすく紹介します。

Qoo10とは? 他のECモールと比べて違う点

まず、Qoo10は、楽天やyahooショッピングなどと違い、アメリカのネットオークションサイト「eBay」が運営しているECモールのサービスになります。
楽天市場やAmazonなど他のECモールとの違いについて、出店者目線で見てみると、次の2つがあります。

Qoo10の料金体系はとてもシンプルです。初期費用は0円で、月額固定費もかかりません。「完全成果報酬型」ですので、支払いが発生するのは取引が成立したときだけ、という分かりやすさです。
審査や契約もあっさりとしていて、出店者登録を申請してから最短3日で出店できる「シンプルさ」が特徴です。 そんなQoo10に出店するにあたって、必要なものを次に説明していきます。

Qoo10の出店登録に必要なもの。初期費用は?

Qoo10の出店にまず必要なものは、メールアドレスとSMS認証に使用する携帯電話です。
以前は初回登録料として10,000円が必要でしたが、現在の初期費用は0円となっています。(※2022年08月時点)

出店後には、売上金の精算のため必要な書類がありますので、登録前にそろえておくとよいでしょう。必ず提出する書類は次の2点です。

また、販売する商品によっては、販売免許情報も必要となります。

本人確認書類とは

銀行口座情報とは

販売代金の振込先を確認するための書類として、通帳のコピーが必要です。ネットバンクを使用している場合は、口座番号の分かる画面のスクリーンショット、または銀行カードの両面コピーで代用できます。

販売免許情報とは

ビールやワインなどのアルコール類やコンタクトレンズなど、販売に免許が必要なものを取り扱う場合は、それぞれの販売免許情報の提出が必要となります。
それでは次に、出店登録の手順を紹介します。

Qoo10新規出店登録マニュアル

Qoo10の出店登録は、全てQoo10のWebページから行います。とても簡単ですので、約15分あれば完了できる内容です。

①一般会員登録をする

出店登録の前に、一般会員登録が必要です。一般会員登録用の専用画面を開き、必要事項に入力します。登録ボタンをクリックすると認証メールが届きますので、認証をして登録を完了させてください。

②出店者登録

「出品者登録」ページに必要な情報を入力し、携帯電話認証します。携帯電話の番号を入力すると、SMSに届くのが認証コードです。認証コードを打ち込んで登録を完了させましょう。

これで出店の申請は完了です。
あとは書類審査の結果待ちとなります。

Qoo10の審査は厳しいの?

Qoo10の出店審査は、他社と比較すると厳しくはないとの声もあります。未成年でも、保護者や後見人の同意書があれば出店が可能です。 審査は最短3日で終了しますので、早ければすぐに開店ができますね。

Qoo10でかかる費用は? 固定費や販売手数料はいくらくらい?

Qoo10は月額固定費0円!

Qoo10の月額固定費は0円です。カード決済の手数料もかかりません。Qoo10はシンプルに完全成果報酬型ですので、費用が発生するのは取引が成立したときだけです。取引が成立したときは、販売手数料を支払います。

販売手数料は6~10%

Qoo10の販売手数料は、販売金額の合計に手数料率をかけた金額です。手数料率は商品の種類によって異なりますが、6~10%となっています。
手数料率の例は次の通りです。

販売金額の合計とは、商品価格とオプションがある場合はオプション金額、そして送料の合計です。
ですので3,000円のDVDが送料500円で売れた場合は、

(3,000+500)×6%=210

と、210円が手数料となります。さらに手数料の消費税が加わりますので、合計231円を販売手数料として支払うことになります。
なお、Qoo10の販売手数料はカード決済手数料込みの価格です。販売手数料以外に費用がかかる心配はありません。

Qoo10のメリット・デメリット

Qoo10出店のメリットは?

初期費用が無料で審査も契約もシンプルなQoo10は、他のECモールに比べると出店しやすい環境です。

多様な決済手段を提供してくれているから、決済システムの導入も必要ありません。月額の固定費もいらないうえに、やめたいときにすぐやめられるので、気軽に参入できるのではないでしょうか。

Qoo10出店のデメリットは?

アメリカのサービスであるため、日本ではまだ利用者数が多くはありません。また、Qoo10の利用者の多くは10~30代の女性とされています。利用者層に偏りがあるため、出品する商品ジャンルが限られてくることもあります。

そんなQoo10ですが、売り上げアップのために「クーポン」を配布していますので、うまく活用して売り上げアップにつなげることも可能!出品者にとってもメリットのあるクーポンについて、次に詳しく説明します。

Qoo10負担の割引クーポンで売り上げアップ!

Qoo10で定期的に発行されるクーポンに「カートクーポン」というものがあります。
このカートクーポンの特徴は、割引額はQoo10側が負担してくれることになります。購入者側はお得にお買い物ができて、出店者の利益はそのままというありがたいサービスです。このカートクーポンを上手に利用すれば、ストアの売り上げアップも期待できます。

物流代行サービスQWMSで楽々販売

Qoo10出店者が利用できる物流サービスに、QWMSがあります。これは、AmazonにおけるFBAのようなフルフィルメントサービスで、受注や在庫管理、配送までを代行するものです。このQWMSを利用すれば、出品者は商品を指定の物流倉庫に納めるだけでOKです。

QWMSの利用料は、配送料+入庫作業手数料、そして梱包材費用。 2021年1月の時点での配送料は、宅配便なら510円から、ゆうパケットなら262円です。

入庫作業手数料は入庫料、出荷作業手数料などのいくつかの項目に分かれています。出荷作業手数料は60~75円と、前月の出荷件数によって異なります。出荷件数が多いほど安く利用できます。

また、別途費用はかかりますが、ラベリングやパッキングもお任せすることも可能です。出荷件数が多い場合は在庫保管料も無料になるので、お得に利用できますね。

まとめ

Qoo10は、楽天やAmazonに比べるとやや集客力は落ちますが、その分ライバル店舗が少ないともいえます。初期費用も月額固定費も0円で出店のリスクが少ないから、気軽に参入できそうですね。

※引用:https://www.qoo10.jp/gmkt.inc/Special/Special.aspx?sid=158488

販路拡大の手段として、Qoo10以外への出店についても並行して検討してみてはいかがでしょうか?

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