目視チェックと手作業をゼロに!「商品マスター」で実現する自動処理の応用テクニック≪後編≫

  • 前回の振り返り: 前編では、商品マスターが「長い商品名の自動変換」や「商品コードの統一」を行い、受注一覧や各種帳票をシンプルにする「元帳」であることを解説しました。
  • 今回のテーマ: 今回はさらに一歩進んだ【応用編】です。商品マスターにデータを仕込んでおくことで、受注が入ったあとの「目視での確認」や「手作業での修正」をシステムに自動化させる、強力な活用法をご紹介します!

1. 注文が入った瞬間に「同梱物」や「送料」を自動で追加・変更!

ネットショップを運営していると、注文内容に応じて裏方で細かな調整が必要になるケースが多々あります。これらを毎回スタッフが目視で確認し、手動で受注明細に追加・変更していると、どうしても「見落とし」や「入れ忘れ」のリスクが生まれます。

商品マスターを構築しておけば、注文データを取得した際に、特定の条件に合わせて商品・同梱物の追加や、送料の一括変更などを自動で適用させることができます。スタッフが確認作業に追われることなく、常に「正しい状態」で受注処理が進むため、業務の無駄が削減され、発送ミスを格段に減らすことが可能になります。

💡 電話注文や手動の受注登録もラクになる「同梱物商品」連携

商品マスターには「同梱物商品」を設定する項目があります。 これを設定しておくと、電話注文などで1件ずつ手動で受注登録を入力する際、注文商品を選択するだけで、あらかじめマスターに設定しておいた「おまけ(同梱物)」が自動で受注明細に追加されます。 手動入力の手間を大幅に減らせるだけでなく、ノベルティなどの入れ忘れを未然に防ぎます。

2. 「セット商品」の登録で内訳を自動表示!誤出荷の防止へ

複数の商品を組み合わせた「福袋」や「まとめ買いセット」などの販売はECの定番ですが、バックヤードにとっては「ピッキングの時に中身を間違えやすい」「在庫の管理が狂いやすい」という悩みの種になりがちです。

商品マスターで「セット商品」と登録し、あらかじめ構成する中身の商品と個数を紐づけておくことで、セット商品を購入した受注の場合に、受注一覧や各種書類へセット内容の内訳を自動で表示させることができます。 倉庫スタッフがピッキングする際に「中身が何であるか」を迷う必要がなくなるため、誤出荷の防止に直結します。

🛠️ マニュアルに学ぶ!セット商品の運用方法 セット商品のマスター構築は、画面からの個別登録だけでなく、CSVを使って一括で登録・紐づけを行うことも可能です。

  1. 専用のCSVテンプレートをダウンロードし、コントロールカラム(追加:n、更新:u、削除:d)と品番(商品SKU)を指定して一括アップロード。
  2. 個別、または「セット商品紐づけダウンロード」のCSVを使い、セット商品に対して「中身となる子商品とそれぞれの個数」を一括でリンクさせます。

3. 【注目機能】「荷物サイズ」による配送方法の自動振り分け!

「この商品は小さいからメール便(ゆうパケットやネコポスなど)で送れるけれど、こっちの商品は大きいから宅配便じゃないと無理だな……」

このように、商品の大きさによって配送方法を切り替える作業も、バックヤードを悩ませるポイントです。注文が入るたびに人間の頭で判断して手作業で切り替えるのは時間がかかりますよね。

そこで活躍するのが、商品マスターに登録された「荷物サイズ」のデータをトリガーにした「自動処理」機能です。 あらかじめ商品マスター側にSKUごとの荷物サイズを半角数字(例えば「60」「80」などのサイズ数や、「01」「02」といった任意の複数桁の数字)で設定し、GoQSystemの自動処理に条件を組み込んでおくことで、注文内容に応じた自動振り分けが可能になります。

🛠️ 荷物サイズによる自動処理の「条件設定」と仕様

自動処理を設定する際は、ショップの運用に合わせて①「単一商品設定」か②「複数商品設定」のどちらかを選択して判定を行います。

設定タイプ 条件の選択肢 どのように振り分けられるのか 具体例 / 活用シーン
単一商品設定
(半角数字を1つ指定)
どれか含む どれか1つでも指定の荷物サイズ(数字)と一致する商品がある注文が対象になります。 【例】荷物サイズ「99」(大型便)を指定
小さい商品の中に1点でも「99」の大型商品が混ざっていた場合、自動で配送方法を「大型宅配便」に切り替えて送料を変更する、といった運用に最適です。
全商品含む 注文内にあるすべての商品が、指定の荷物サイズ(数字)と一致する場合にのみ対象になります。 【例】荷物サイズ「10」(メール便専用)を指定
カート内のすべての商品が「10」だった場合のみ、自動でメール便(ネコポス等)の配送方法へ振り分ける運用に役立ちます(1点でも宅配便商品があれば対象外になります)。
複数商品設定
(半角スペース区切りで最大10個まで指定可能)
いずれかのサイズを含む 指定したいずれかの荷物サイズ(数字)と一致する商品が、どれか1つでもある注文が対象になります。 【例】荷物サイズ「60 80 100」(標準宅配便サイズ)を指定
指定したサイズ(60, 80, 100)のいずれかに該当する商品が1つでも含まれていれば、自動的に標準宅配便ルートへ振り分けることができます。
全サイズを含む 指定した荷物サイズ(数字)がすべて、その注文内に存在する場合に対象になります(指定外のサイズの商品が一緒に含まれていても対象です)。 【例】荷物サイズ「10 20」(特定の組み合わせ)を指定
サイズ「10」の商品と、サイズ「20」の商品が同時に購入された合わせ買い注文をフックにして、特別な同梱案内や特定の配送方法へ自動変更するケースに活用できます。

📝 荷物サイズ(半角数字)を使った「自動振り分け」の具体例

例えば、社内で「メール便=10」「60サイズ宅配便=60」「大型宅配便=99」のように複数桁の半角数字でルールを決めてマスターに登録しておくと、以下のような配送ルートの完全自動化が実現します。

【例1】メール便対象商品(サイズ:10)だけの注文なら、自動でメール便へ!

  • 設定条件: 単一商品設定で「全商品含む」 ➔ 荷物サイズ「10」
  • 挙動: カート内の商品がすべて荷物サイズ「10(メール便)」だった場合、自動で配送方法をメール便に変更して、そのまま出荷指示へ回す。

【例2】1つでも大型宅配便(サイズ:99)の商品が混ざっていたら、自動で大型便へ!

  • 設定条件: 単一商品設定で「どれか含む」 ➔ 荷物サイズ「99」
  • 挙動: 小さい商品の中に1点でも荷物サイズ「99(大型宅配便)」の商品が混ざっていた場合、システムが自動で検知し、配送方法を「大型宅配便」にアップグレードして送料も自動変更する。

商品コード一つひとつに対して個別に配送ルールを作る必要はなく、「荷物サイズ」という共通の半角数字の枠組みで商品を一括管理できるため、配送設定そのものがとてもシンプルになり、運用の手間と割り振りミスを大幅に削減できます。

まとめ:商品マスターはECを自動で動かす「エンジン」

2回にわたってGoQSystemの「商品マスター」について解説してきました。

商品マスターは、単にデータを保管する場所ではありません。綺麗に整えて活用することで、

  • 前編: 受注画面や送り状、納品書の文字をすっきりさせて見やすく、わかりやすくする
  • 後編: 同梱物の自動追加やセット商品の内訳表示、配送方法の切り替えといった「判断と手作業」を自動化する

というように、EC運営のコスト削減や物流作業の効率アップを裏側で支える強力なエンジンになってくれます。

受注処理をもっと自動化して、攻めの運営に時間を使いたい
出荷ミスをゼロにしたい

と考えている店舗様は、ぜひこの機会に商品マスターの設定を見直してみてはいかがでしょうか?

プラン・機能名 月額費用(税別) 初期費用(税別) 備考・特徴
商品マスター機能
(オプション追加)
10,000 円 20,000 円 即日対応が可能。※商品管理以上のプランには、この商品マスター機能があらかじめ標準で含まれています。
受注・商品・在庫連携
管理プラン
44,800 円 50,000 円 セール時のタイトルや価格変更が多い店舗様におすすめ。商品登録数20,000SKUまで(超過分は別途オプション料金)。
ロジオプション
(倉庫・出荷連携)
20,000 円 30,000 円 楽天最強配送対応などに最適。FBA、RSL、ヤマトWeb出荷コントロール(産直)、ロジザードZERO等と連携可能。
※ご利用には別途APIオプション機能が必要です。

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