「株式会社幻の酒」は、米どころ、酒どころで名高い新潟にある日本酒の専門店で、特定名称酒の中から吟醸酒と純米酒のうち、さらに新潟の地酒のみを販売。還暦祝いなど名入れ酒を中心としたギフト商品も取り扱っています。
多モール展開をする中で、各モールの基本操作をスタッフ全員が覚える必要があり、教育コストがかかるという課題がありました。また作業の進捗をExcelで管理する手間を効率化するためにGoQSystemを導入しました。課題解決に至るまでの背景や導入後の変化について、奥村さんにお話を伺いました。
導入事例
作業人数 2~3名
「株式会社幻の酒」は、米どころ、酒どころで名高い新潟にある日本酒の専門店で、特定名称酒の中から吟醸酒と純米酒のうち、さらに新潟の地酒のみを販売。還暦祝いなど名入れ酒を中心としたギフト商品も取り扱っています。
多モール展開をする中で、各モールの基本操作をスタッフ全員が覚える必要があり、教育コストがかかるという課題がありました。また作業の進捗をExcelで管理する手間を効率化するためにGoQSystemを導入しました。課題解決に至るまでの背景や導入後の変化について、奥村さんにお話を伺いました。
奥村さん:当社では各モール管理画面での基本操作をパートさん含めて全員が覚える必要性があるため、教育コストがかかってしまうことがとても困っていました。また、出荷や出荷するまでの作業進捗をExcelで管理し、手動で入力していたためミスにつながってしまうこともありました。
奥村さん:一番は抱えていた課題を解決したいと思ったのがきっかけです。また周囲の店舗さんも、多モール展開しているところはほとんど何らかの一元管理システムを導入していたこともあり、当社でも導入する流れになりました。
奥村さん:一覧画面で配送状況が確認できて、配達完了の顧客だけに絞り込める機能が便利です。届いたことを確認してから当日~翌日にフォローメールを送れるので、「レビューを書いてください」という文面ではなく、「荷物が届いたと思いますが、中身に問題がないかご確認をお願いします。問題があれば店舗にご連絡ください」という内容のフォローメールを送れるようになりました。これにより「届いた後の気遣いも丁寧」とレビューでお褒めいただくようになり、このレビューがきっかけで購入してくださるお客様も増えてきました。他の施策と合わせてではありますが、レビュー回収率は10%程度になっています。
奥村さん:注文の件数に波があっても、自動化によりコンスタントに受注を処理できるのは大きなメリットだと感じています。今までだと受注1件1件を目視で確認していたため、処理が完了するまでに1件につき5分程度時間がかかっていました。それが自動処理を設定することで時間を短縮することができ、残業が軽減されたのはもちろん、スタッフが急に休んだ場合でも焦らずに対応することができています。
奥村さん:受注処理の効率化により時間の余裕が生まれたことで、社内の体制も変化しています。これまでは受注管理も商品企画・販促も同一人物が行っていましたが、それだとなかなか各業務に集中することが難しい状態でした。そんな中、GoQSystemを導入したことにより、繁忙期のときだけスタッフを増員するなどメリハリをつけて対応することができるようになり、一つの業務にじっくりと取り組む環境が整ってきました。
奥村さん:機能ではないのですが、GoQSystemはサポートが手厚いと思います。当社からの問い合わせへの対応がいつもスピーディーで丁寧だと感じています。例えばRSLを導入する際には、今までFBAしかやっていなかったためルールなどが異なり、どうすればお客様に不都合なく移行できるか悩んでいましたが、GoQSystemの担当の方からの回答は明確で分かりやすかったです。
店舗運営をしている側が求めている情報を見極め、困っている気持ちを汲んでくださるのでとても心強いですね。
奥村さん:当社ではお客様だけでなく、従業員、仕入れ先や配送業者などの取引先、会社が支えられている環境や地域など、関わるすべての人が幸せになる仕事を目指しています。
そのためにも短縮できる作業を効率化していくことは、当社にとって欠かすことができない要素で、GoQSystemはその点において大変助かっています。
今後は、越境ECで海外の新潟地酒ファンを獲得していきたいと考えています。ただ越境ECで市場規模の大きいアメリカは州をまたいだアルコールの流通ができずインポーターを通した輸出が必須であったり、中国では現在新潟のお酒の輸入が禁止されていたりなど、さまざまなハードルがあります。そのため他国のモールを利用した大規模な出店ではなく、国外への配送、決済に対応した自社ECサイトでいろいろな国への対応をテストしながら、地道にファンを拡大していきたいと思います。