より健康でより安全な商品をお届けするため、ひと手間かけた発芽酵素玄米を開発
ほっとコミュニケーションさんが大切にしていることを教えてください。
豊田さん:実は、わざわざ玄米を発芽させて販売している製品は多くありません。そんな中でなぜ春日屋が玄米を発芽させているかというと、発芽前の玄米に含まれるアブシジン酸(ABA)という成分が人体に害があると言われているためです。発芽させることで、ABAはGABAになり、無害化されると言われています。「発芽モード」は、より健康でより安全な食品をお届けするための、春日屋の大切なひと手間です。
そうした商品を最適な状態でお客様へお届けするため、商品内容に合わせた配送方法・配送業者の選別は欠かせない作業です。
作業時間の削減、目視によるミス改善のため一元管理ができるGoQSystemを導入
導入前はどのような課題を抱えていましたか?
豊田さん:当社では楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazon、自社サイトの計4店舗の複数モールを抱えています。取り扱う商品は冷凍商品や常温商品といった複数の温度帯があり、出荷する個数によっても配送業者を変えているため、選別するのにかなりの時間がかかっていました。特にクリックポストの伝票を発行する際に1枚ずつクリックすることが手間でしたし、目視で確認していたためヒューマンエラーが起きてしまい、お客様にご迷惑をかけてしまうこともありました。
導入のきっかけを教えてください。
豊田さん:当社では楽天市場が開催する年4回のスーパーセール時などでは1日300件以上の注文が入ります。
多数の受注について、出店している店舗それぞれの受注管理画面上で冷凍か常温かを判断・選択し、7食までは日本郵便、それ以上はヤマト運輸と手動で分けていました。さらにリピーターかどうかも目視で確認していたので、出荷するまでの受注業務だけで半日かかっていました。
受注業務の作業時間を減らし、「目視で起こるヒューマンエラー」という課題を解決したいと思っていた時に配送業者の選別などができるシステムを検索しGoQSystemがヒットしました。他社とも比較しましたが、GoQSystemなら複数のモールごとに一括で配送方法や配送業者の選別を自動でできる点が当社が求めるニーズとマッチしていました。
複数のモールがあっても自動化する条件などを業務に合わせて自由に設定できるのが魅力
どのような機能を活用されていますか?
豊田さん:「自動処理機能」を設定しておくと商品内容に合わせて自動で配送業者の選別ができるので、非常に助かっています。
例えば冷凍はヤマト運輸、常温は日本郵便と、配送業者の選別を自動で行える機能はとても便利だと実感しています。
また、今まで目視で作業していたことで起きていたヒューマンエラーも解決することができました。
導入したことで、どのような成果がありましたか?
豊田さん:自動処理によって商品内容に合わせた配送業者の選別、そしてクリックポストの連携によって発送の申込、支払手続き、印字を一括で行うことができるようになり、作業時間の短縮につながりました。
当社では、クリックポストの伝票を発行している間に梱包作業ができたり、他の伝票を発行する時間に使えたりと業務が大幅に効率的になりました。作業時間の短縮や業務効率化が実現したことで新商品を開発する時間が捻出できています。
実際に使ってみて、GoQSystemを選んで良かった点を教えてください。
豊田さん:導入時は当社に合った自動処理の設定に苦労しました。ただ、担当の方がとても親切で、一緒に設定してくれたので助かりました。
また導入後のフォローで助かったのが『カスタムCSV店舗』の提案をしていただいたことです。
当社では自社販売サイトでふるさと納税業務を展開しているのですが、GoQSystemと連携していないカートを利用しているため一元管理をすることは難しいかと思っていました。
しかし、GoQSystemでは連携していないカートの受注については『カスタムCSV店舗』のオプション機能を備えているとのことで迅速にCSVの検証を行っていただき、またデモ画面を用いて分かりやすく説明していただいたので、すぐに理解することができました。
GoQSystemの自動処理機能をさらに活用し、新商品を開発して売上拡大を目指す
今後の展望をお聞かせください。
豊田さん:春日屋のイチオシの「3日寝かせ発芽玄米ごはん+GABA」は、大分県玖珠町の豊富な水と恵まれた気候風土で育った玖珠米を使用しています。
玄米は本来、苦味やえぐみを感じやすくパサパサとした食感ですが、当社では食べやすさにもこだわり、じっくりと熟成させる(寝かせる)ことで、もちもち食感と甘みが特徴の商品に仕上げました。またGABAを含んだ発芽酵素玄米は国産を使用し、食べることでお客様の健康をサポートできればと考えています。
食の欧米化により、お米の消費量が減っているのが現状です。ほっとコミュニケーション株式会社では創業当時から「農家さんを助け、豊かな田んぼを守りたい」という思いを持ち続けています。春日屋の商品を通してお米の消費量を増やし、農家さんや田んぼを守れるよう地域貢献をしていきたいと思っています。
そのためにも、「3日寝かせ発芽玄米ごはん+GABA」をはじめとする現在10種類ほどの商品をさらに展開し、新商品を増やしていきたいです。
その際に期待しているのが、GoQSystemです。商品に合わせて自動処理ができるのは大きなメリットになると感じています。作業の効率化はもちろん、商品数を増やして売上拡大を目指します。